山奥村サスペンス物としてはよくある題材ですが、探偵ではなく、警視庁の厄災対策課の職員を主人公にしたというのは新しかったです。村人たちの動かし方が上手で、恐ろしい雰囲気がよく出ていました。コマ割り、セリフの処理もよく話に引きこまれました。ラストに余韻がなかったのは惜しかったので、次回作では意識してみてください。

とにかく面白いですね!巨匠としてあがめられる画家を実名でキャラにしてしまう発想や、美少女に変身させる企画力・独創性がすごいです。発想だけでなく、飽きさせない進行や2人の会話も上手でした。本物のルノワールが少女フェチだけに笑ってしまいました。

50ページ丁寧に描いた力作でした。しかしながら、作者のやり切った感はある一方で、読者にとっては読みにくい作品になっていました。もっと客観的にこの話をどう構成したら面白くなるだろうと企画してほしいです。漫画への情熱は感じるので次回作を期待しています。

上手です。幽霊をテーマにするのはありがちですが、兄と恋人のキャラのやりとりが最高でした。ラストのプロポーズのセリフシーンは、ギャグではなくしっかりとリアルさのある恋愛物語になっていて感動しました。韓国の恋愛ドラマを見ている気分になりました。

描きたい「テーマ」はわかりますが、構成力がそれに追いついていないように思えました。企画力・構成力がもっとあれば、30ページでもまとまります。キャラクターの魅力が無いので、アクションを描いてもただ長く感じます。まずは、キャラと構成を学んでください。